Erfurtというまち

 

私が住んでいるのはドイツのテューリンゲン州の州都のErfurt(エアフルトです。

州都とはいえ、その名前を聞いたことがない方が99.9%だと思います。

私も大学院出願のために調べるまでは、Erfurtの「エ」の字も聞いたことがありませんでした。

でも、Erfurtは1200年以上続く、中世の街並みが残るとっても素敵な町。

ザ・東ドイツっぽい風景

まちの有名人

この町で一番有名なのはマルティン・ルターです。

彼は若かりし頃Erfurt大学で哲学を勉強したのち、この町にある修道院で修道僧となりました。

エアフルトには80もの教会があるのですが、彼ゆかりの教会も現存しており、気軽に訪れることができます。

ちなみに、社会学者のマックス・ウェーバーもこの町の出身です。

 

まちの雰囲気

Erfurtは主要な観光地ではないからか、あまりアジア人の方を見かけることはありません。

そして、街中では英語もあまり通じません。

お店で何度ジェスチャーを使って買い物をしたことか。

ただ、皆さんはとてもやさしく、私は今のところErfurtに住んでいて嫌な思いをしたことはありません。

(優しいどころか、明らかにドイツ語が分からなそうな私にトラムの行先を尋ねたり、世間話をしてきたり、カフェに一人で行こうものなら間違いなく隣に座ったおじさまおばさまがニコニコ話しかけてきます。)

 

しかし、エアフルトでは急進右派の「ドイツのための選択肢」(AfD)が躍進していることからもわかる通り、全ての外国人にとって住みやすい街なのかと言われると、クエスチョンマークがつくかも。(事実、クラスメイトのインド人などは、トラムに乗っている時に何度か嫌な思いをしているようです)

 

ただ、第2次世界大戦でもほとんど被害を受けていないため、とにかく街並みが素敵。

まちを歩く度にドイツに来てよかったなとしみじみ。

観覧車から見たエアフルトの街並み

まちの食べ物

ドイツでは地域によって異なるタイプのソーセージが存在することで有名ですが、テューリンゲン州の「テューリンガーソーセージ」は間違いなくドイツで人気ナンバーワンのソーセージです。

豚肉にハーブとニンニクを練りこんだもので、練りマスタードかケチャップをつけて食べます。私も月に1回は食べるほど、まちの至るところで売ってるし、とてもおいしい日本人好みの味。

テューリンガーソーセージとパン